最 最新バズニュース
鬼滅の刃「上弦の鬼」一覧と強さ順!鬼へ堕ちた理由と最期の真相

鬼滅の刃「上弦の鬼」一覧と強さ順!鬼へ堕ちた理由と最期の真相

鬼滅の刃「上弦の鬼」一覧と強さ順!鬼へ堕ちた理由と最期の真相
鬼滅の刃「上弦の鬼」一覧と強さ順!鬼へ堕ちた理由と最期の真相
@ creator • クリックで動画再生
🎵 鬼滅の刃「上弦の鬼」一覧と強さ順!鬼へ堕ちた理由と最期の真相

吾峠呼世晴氏による人気漫画を原作とし、ufotableがアニメーション制作を手掛ける『鬼滅の刃』。2025年から2026年にかけて公開が続く『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』三部作の圧倒的な映像美と興行的な大ヒットにより、物語の核心を担う敵役・十二鬼月の「上弦の鬼」に対する注目度が再び最高潮に達しています。鬼の始祖・鬼舞辻無惨の配下として君臨する精鋭12体のうち、上位6体を指す彼らは、鬼殺隊の最高戦力である「柱」を単独で凌駕するほどの戦闘力を誇り、百年以上にわたって誰一人欠けることなく夜の闇を支配してきました。

しかし、彼らがこれほどまでに読者や観客の心を揺さぶる理由は、単なる「強大な悪役」に留まらない点にあります。なぜ彼らは人間としての生を捨て、人を喰らう鬼へと堕ちてしまったのか。本記事では、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』の一次資料や担当声優陣の証言、さらに映画公開後の最新の反響データを交えながら、上弦の鬼メンバー一覧と強さランキング、人間時代の壮絶な過去、固有の血鬼術、そして新上弦の入れ替わり経緯と最期の真相までを徹底的に紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:上弦の鬼は百十三年間メンバーが不変だった最強の6体であり、後の『無限城編』で鳴女と獪岳が新上弦として補充された。
  • 要点2:黒死牟の嫉妬、猗窩座の喪失、妓夫太郎と堕姫の貧困など、鬼へ堕ちた背景には人間時代の凄惨なトラウマと家族・社会の闇が存在する。
  • 要点3:関俊彦氏(無惨役)をはじめとする日本アニメ界最高峰のレジェンド声優陣が起用され、最期の瞬間にはSNS上で同情と絶賛の声が相次いでいる。

【一覧表】『鬼滅の刃』上弦の鬼メンバーと十二鬼月の強さランキング完全網羅

【画像】鬼 滅 の 刃 上弦 の 鬼 関連ショット

『鬼滅の刃』の上弦の鬼メンバー一覧と強さランキングを徹底解説するにあたり、まずは鬼舞辻無惨によって組織された「十二鬼月(じゅうにきづき)」の基本構造を押さえておく必要があります。公式設定資料によると、十二鬼月は上位の「上弦の鬼」6体と、下位の「下弦の鬼」6体の計12体で構成されています。下弦の鬼が柱によって幾度となく討伐・交代させられてきたのに対し、上弦の鬼は実に113年間もの間、一度も顔ぶれが変わっていませんでした。一体なぜ鬼へと堕ちたのかという壮絶な過去の理由や真相、固有の血鬼術、豪華声優陣、さらに新上弦の入れ替わり経緯や気になる最期まで、全体像を以下の比較データ表にまとめました。

階級・名前(人間名)詳細・数値データ(年齢・身長・声優)固有の血鬼術・能力基準編集部の見解・強さ評価
上弦の壱:黒死牟
(継国巌勝)
享年24歳(鬼歴約480年)
190cm / 93kg
CV:置鮎龍太郎
月の呼吸(全16型)+虚哭神去(刃を生成する血鬼術)【強さ1位】柱3人+玄弥の同時攻撃を圧倒。透き通る世界と痣を持つ別格の剣士。
上弦の弐:童磨
(人間名同じ)
享年20歳(鬼歴133年以上)
187cm / 86kg
CV:宮野真守
蓮葉氷・結晶ノ御子(肺を壊死させる冷気と氷の血鬼術)【強さ2位】呼吸を使う剣士に対して絶対的なメタ能力を持つ。感情欠落ゆえの隙が唯一の弱点。
上弦の参:猗窩座
(狛治)
享年18歳(鬼歴約200年)
173cm / 74kg
CV:石田彰
破壊殺(羅針による闘気感知と衝撃波の体術)【強さ3位】純粋な武の極致。頸を斬られても再生しかけた精神力と戦闘センスは作中屈指。
上弦の肆:半天狗
(人間名不明)
鬼歴200年以上
166cm / 56kg
CV:古川登志夫(本体)
喜怒哀楽の分裂体+憎珀天(木竜を操る複合属性攻撃)【強さ4位】本体を隠しながら不死身の分裂体に戦わせる初見殺しの極み。単独撃破は極めて困難。
新上弦の肆:鳴女
(人間名不明)
鬼歴113年以上
身長・体重不明
CV:井上麻里奈
無限城の空間操作・眼球による広域偵察【強さ7位(補助特化)】直接の殺傷力よりも空間支配力が脅威。柱2人を完全に足止めした功労者。
上弦の伍:玉壺
(益魚)
鬼歴113年以上
150cm / 40kg
CV:鳥海浩輔
壺による瞬間移動・水獄鉢・触れたものを魚に変える拳【強さ6位】脱皮後の攻撃速度と即死級の能力は強力だが、精神的な慢心が大きく総合評価は6位。
上弦の陸:妓夫太郎&堕姫
(妓夫太郎・梅)
鬼歴113年以上
兄177cm / 妹167cm
CV:逢坂良太&沢城みゆき
飛び血鎌(猛毒の斬撃)+八重帯斬り(広範囲の帯操作)【強さ5位】2人同時に頸を斬らねば死なない条件と、かすり傷で致死に至る猛毒の凶悪さが伍を上回る。
新上弦の陸:獪岳
(人間名同じ)
鬼歴1年未満
167cm / 64kg
CV:細谷佳正
雷の呼吸(壱ノ型以外)+肉体をひび割れさせる黒雷の血鬼術【強さ8位】元鬼殺隊士としての剣技は鋭いが、鬼になって日が浅く血鬼術の制御が未熟だった。

アニメイトタイムズ等のメディア報道でも大きく取り上げられた通り、彼らを統べる鬼舞辻無惨の声優には、6月11日生まれ・栃木県出身のベテラン・関俊彦氏(『忍たま乱太郎』の土井半助役などで知られる)が抜擢されました。その無惨の圧倒的なカリスマ性に負けないよう、上弦の鬼の担当声優一覧には置鮎龍太郎氏、宮野真守氏、石田彰氏、古川登志夫氏、鳥海浩輔氏、逢坂良太氏、沢城みゆき氏といった、他作品であれば単独で主役やラスボスを張る大物声優がずらりと顔を揃えています。

十二鬼月の強さランキングを考察する上で見逃せないのが、「序列=単純な脅威度ではない」という点です。基本的には眼球に刻まれた数字(壱〜陸)がそのまま強さの順位を示していますが、上弦の陸である妓夫太郎は、無惨から「堕姫がいなければ最初から毒で勝っていた」と評されるほどの実力者でした。2人同時に頸を斬らなければならない討伐条件の厳しさと、柱である宇髄天元すら瀕死に追い込んだ猛毒の脅威度を加味すると、実戦における危険度は上弦の伍・玉壺を凌駕していたと評価する声が多くを占めています。

なぜ彼らは鬼へと堕ちたのか?人間時代の壮絶な過去と血鬼術の真相

【画像】鬼 滅 の 刃 上弦 の 鬼 関連ショット

『鬼滅の刃』が単なる勧善懲悪のバトル作品にとどまらない最大の要因は、上弦の鬼たちが抱える人間時代のエピソードにあります。彼らが操る固有の血鬼術は、すべて生前の執着やトラウマ、生活環境が色濃く反映されたものです。ここでは、上弦6体の鬼になった理由と因縁の真相を詳しく掘り下げます。

上弦の壱・黒死牟:双子の弟への嫉妬と「侍の誇り」の崩壊

【画像】鬼 滅 の 刃 上弦 の 鬼 関連ショット

攻略大百科などの解説でも触れられている通り、最強の鬼・黒死牟の人間時代は、戦国時代の侍の家に生まれた双子の兄・継国巌勝(つぎくに みちかつ)でした。彼の人生を狂わせたのは、神に愛された天才である双子の弟・継国縁壱(つぎくに よりいち)の存在です。炭治郎の遺伝子の記憶にも刻まれていた縁壱は、生まれつき「痣」と「透き通る世界」を持ち、剣の才能において兄を遥かに凌駕していました。

巌勝も鬼殺隊に合流し、「月の呼吸」を編み出すほどの達人となりましたが、25歳で死に至る「痣の寿命」という壁に直面します。『公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』の記述によれば、彼は「弟に追いつきたい」「自分が積み上げた剣技を失いたくない」という猛烈な焦燥感と嫉妬心につけ込まれ、無惨の血を受け入れて鬼へと堕ちました。彼の血鬼術が無数の刃を生やす異形の剣技であるのは、武の頂点に執着し続けた結果、皮肉にも侍としての美意識を自ら醜く歪めてしまったことの象徴に他なりません。

上弦の弐・童磨と上弦の参・猗窩座:対極の過去と「因縁の真相」

上弦の中で最も険悪な関係として描かれるのが、童磨と猗窩座です。この2人の因縁の真相は、「女性に対する姿勢」と「鬼になった動機の決定的な違い」にあります。

童磨は、生まれつき虹色の瞳と白橡(しろつるばみ)色の髪を持っていたため、両親から「神の声が聞ける特別な子」として新興宗教『万世極楽教』の教祖に祭り上げられました。しかし、彼自身は人間の感情が全く理解できない空っぽの精神構造を持っており、信者の苦しみを見て「死ねば苦しみから解放される」という歪んだ救済観から、特に栄養価の高い若い女性を好んで喰らい続けました。声優の宮野真守氏は公式特番のインタビューで「童磨は悪意すらなく、純粋に相手を救っているつもりでいるのが一番怖い」と語っており、その無邪気な狂気が氷の血鬼術(冷たく感情のない結晶)として具現化しています。

対する猗窩座(人間名:狛治)は、江戸時代に病気の父親の薬代を稼ぐためスリを働き、罪人として腕に入墨を彫られた少年でした。父の自殺後、慶蔵という武術道場の師範と、その病弱な娘・恋雪(こゆき)に出会い、懸命に介護を続ける中で恋雪と将来を誓い合います。しかし、隣の剣術道場の門下生によって井戸に毒を入れられ、慶蔵と恋雪を同時に殺害されるという絶望の淵に立たされました。怒りのあまり素手で67人を惨殺した直後に無惨と遭遇し、「もうどうでもいい」と自暴自棄になったところを強引に鬼にされたのです。記憶を失ってなお、恋雪の髪飾りを模した「雪の結晶(破壊殺・羅針)」の技を使い、母と恋雪の記憶がストッパーとなって「女性を絶対に殺さない・喰わない」という信念を貫いていました。だからこそ、女を貪り喰う童磨を生理的に嫌悪し、顔を合わせるたびに頭を砕くほどの敵意を剥き出しにしていたのです。

上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺:生前の歪んだ本性がそのまま血鬼術へ

同情の余地がある鬼が多い中、刀鍛冶の里編で登場した半天狗と玉壺は、人間時代から救いようのない異常者として描かれています。半天狗は生前、盗みや殺人を繰り返しながら「自分のせいではない、この手が勝手にやった」と被害者面をして奉行所を欺き続けた男でした。その「自己保身と責任転嫁」の精神が、ピンチになるほど喜怒哀楽の別人格(積怒・可楽・空喜・哀絶・憎珀天・恨鬼)を生み出し、本体はネズミほどの大きさになって逃げ回るという卑劣な血鬼術へと昇華されています。

一方の玉壺(人間名:益魚)は、漁村で魚の死骸を縫い合わせて壺に詰めるという猟奇的な趣味を持ち、自分を馬鹿にした子供を殺害して壺に押し込めた過去を持ちます。子どもの親に竹槍で刺されて瀕死になった際、通りかかった無惨に拾われました。彼の血鬼術が「壺」を媒介とし、触れたものを魚に変える能力であるのは、この異常な芸術観がそのまま鬼の力になったためです。

上弦の陸・妓夫太郎と堕姫:遊郭の最底辺で生き抜いた兄妹の悲しい過去

遊郭編で多くの視聴者の涙を誘った妓夫太郎と堕姫(人間名:梅)は、江戸時代の吉原遊郭の中でも最下層である「羅生門河岸(らしょうもんがし)」で生まれ育ちました。母親から虐待を受け、ネズミや虫を食べて飢えをしのぐ極限状態の中、醜い容姿を持つ兄・妓夫太郎にとって、驚くほど美しく育った妹・梅は唯一の誇りでした。

しかし、13歳になった梅が客の侍の目を簪(かんざし)で突いたことから、生きたまま焼き殺されそうになる悲劇が起きます。妓夫太郎は背後から斬りつけられながらも侍と女将を鎌で殺害し、黒焦げになった妹を抱えて雪の中を彷徨いました。そこに現れたのが、当時「上弦の陸」だった童磨です。死の淵で「生まれ変わっても兄妹になろう」と支え合った2人の絆は、頸を同時に斬られない限り死なないという「二人で一つ」の特殊な血鬼術を生み出しました。

113年ぶりの上弦集結の経緯と「新上弦の鬼」鳴女・獪岳が選ばれた理由

百年以上にわたり盤石だった十二鬼月のパワーバランスが崩壊したきっかけが、炭治郎や宇髄天元らによる「上弦の陸(妓夫太郎・堕姫)」の討伐でした。この歴史的な事件を受け、鬼舞辻無惨が無限城へと残る上弦5体を強制招集したのが、アニメ『刀鍛冶の里編』第1話で描かれた「上弦集結」です。

無惨がこの集結を行った経緯には、二重の怒りがありました。一つは113年ぶりに上弦が欠けたこと、そしてもう一つは、千年間探し続けている「青い彼岸花」が一向に見つからないことへの苛立ちです。無惨は上弦の鬼たちに対し、「産屋敷耀哉の首も持ってこず、青い彼岸花も見つけられないお前たちの存在価値は何だ」と冷酷に叱責し、玉壺と半天狗に刀鍛冶の里への襲撃を命じました。結果として、この指令が裏目に出て上弦の肆と伍までもが失われる事態となります。

そして迎える最終決戦『無限城編』において、欠員となった上弦の座を埋めるべく抜擢されたのが、新上弦の鬼である「鳴女(なきめ)」と「獪岳(かいがく)」の2人です。

  • 新上弦の肆・鳴女:かつて人間時代に琵琶の演奏を生業とし、自分の着物を勝手に質に入れた夫を槌で撲殺した過去を持つ女性です。手を震わせながら演奏した琵琶の音色が異様に冴え渡り、聴衆から喝采を浴びたことから、演奏前に人を殺す習慣がつきました。無惨をも襲おうとして返り討ちに遭いますが、空間を操る血鬼術の有用性を見出されて鬼となります。半天狗の死後、眼球による広域探索能力がさらに進化し、産屋敷邸と全鬼殺隊士の居場所を特定した功績から「上弦の肆」へと昇格しました。
  • 新上弦の陸・獪岳:我妻善逸の兄弟子であり、元鳴柱・桑島慈悟郎のもとで「雷の呼吸」を学んだ鬼殺隊士です。幼少期は悲鳴嶼行冥の寺で暮らす孤児でしたが、寺の金を盗んだことで追い出され、夜道で遭遇した鬼に命乞いをして寺の子どもたちの居場所を売った過去を持ちます。鬼殺隊に入った後も黒死牟と遭遇し、再び膝をついて命乞いをした末に血を与えられ、空席だった「上弦の陸」の座に収まりました。

注目すべきは、新上弦の伍が「空席」のままだった点です。これには、無惨にとって時間的余裕がなかったことに加え、獪岳の実力がまだ上弦の最低ライン(陸)にしか達していなかったというシビアな査定が働いていたことが窺えます。

【実態検証】上弦の鬼の最期に涙?映画『無限城編』の現場とネットの反応

2025年から2026年にかけて展開されている『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の映画館の現場では、上弦の鬼たちの壮絶な最期を巡り、これまでのアニメ映画では類を見ないほどの感情のうねりが巻き起こっています。実際に劇場へ足を運んだ観客の行動や、X(旧Twitter)、5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋などのコミュニティにおける生の声を検証すると、単なる「敵キャラの敗北」とは全く異なる受け止め方が浮き彫りになりました。

特に反響が集中しているのが、上弦の参・猗窩座の最期です。炭治郎と冨岡義勇との死闘の末、頸を斬られながらもさらなる進化を遂げようとした瞬間、彼の脳裏に人間時代の師匠・慶蔵と婚約者・恋雪の記憶が蘇ります。恋雪から「おかえりなさい、あなた」と抱きしめられ、自ら再生を止めて消滅を選ぶシーンでは、劇場内のあちこちからすすり泣く声が響き渡りました。SNS上では「石田彰さんの『おかえり』に対する震えるような声の演技で涙腺が崩壊した」「無限列車編では煉獄さんを奪った憎い敵だったのに、無限城編を観た後は狛治の幸せだけを願って泣いている」といった投稿が数万件規模で拡散されています。

また、善逸と対峙した新上弦の陸・獪岳や、しのぶ・カナヲ・伊之助と激突した上弦の弐・童磨、そして柱たちと死闘を繰り広げる上弦の壱・黒死牟に対しても、5ちゃんねるや知恵袋で深い議論が交わされています。知恵袋の質問スレッドでは「黒死牟が最期に縁壱の持っていた笛を見て涙を流す場面は、結局弟を愛していたということですか?」という疑問に対し、数百件もの回答が集まるなど、キャラクターの深層心理を読み解く動きが活発化しています。

声優陣の熱演もこの現象を後押ししています。アニメイベントの舞台挨拶において、童磨役の宮野真守氏が「しのぶさんの毒を浴びながらも、最期に彼女へ恋をしたかのようなセリフを吐く瞬間、童磨の空虚さが際立つように演じた」と明かした通り、制作陣とキャストが魂を削って作り上げた「鬼の散り際」が、観客の心に強烈な爪痕を残しているのが2026年現在のリアルな実態です。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|「上弦の序列」と家族社会学の闇

ネット上の考察記事やSNSでは、上弦の鬼に関してまことしやかに語られる「誤解」がいくつか存在します。ここでは公式設定に基づき、よくある2つの盲点を是正します。

第一の誤解は、「猗窩座は童磨より先に鬼になったのに、なぜ『入れ替わりの血戦』で童磨に勝てなかったのか?」という疑問です。作中で童磨自身が語っている通り、実は童磨の方が猗窩座よりも後から鬼になり、後から上弦の弐の座に就いています。しかし、猗窩座はそもそも童磨に対して「入れ替わりの血戦」を申し込んでいません。彼が血戦を挑んだ相手は上弦の壱・黒死牟です。黒死牟の強さに武人として敬意を抱き、いつか倒すことを目標にしていた猗窩座にとって、武の誇りを持たない童磨は戦う対象としてすら不愉快な存在であり、血鬼術の相性(冷気による肉体硬化)以上に精神的な拒絶反応があったことが公式ファンブック等で示唆されています。

第二の誤解は、「黒死牟は鬼舞辻無惨の配下ではなく対等なビジネスパートナーだった」という説です。確かに無惨は黒死牟を「私のビジネスパートナーのようなもの」と高く評価し、他の鬼とは一線を画す敬意を払っていました。しかし、無惨の血を分け与えられた鬼である以上、絶対的な支配呪縛からは逃れられません。黒死牟自身も無惨の機嫌を損ねないよう配慮し、無惨の命令に従って産屋敷耀哉の捜索や青い彼岸花の探索に協力していた事実は見落とされがちです。

【プロの結論】家族社会学・共依存の視点から見出すべき教訓と鑑賞の判断基準

編集部の視点から上弦の鬼たちの人間ドラマを総括すると、そこには現代の日本社会でも深く議論されている家族社会学・心理学的な病理が驚くほど緻密に投影されていることが分かります。

例えば、童磨の過去は現代で言うところの「毒親(ドクオヤ)問題」や「ステージママ・宗教二世問題」そのものです。親が子どもの人格を無視し、金儲けや見栄のための「神童」として搾取し続けた結果、子ども自身の感情や共感能力が完全に壊死してしまいました。また、妓夫太郎と堕姫の関係性は、外部の過酷な迫害から身を守るために形成された極端な「兄妹の共依存関係」であり、黒死牟(巌勝)の悲劇は、家督相続という封建的な家制度の中で、優秀な弟と比較され続けた長男が「心理的バウンダリー(自他の境界線)」を見失い、自己肯定感を崩壊させた末路として読み解くことができます。

つまり、鬼舞辻無惨という存在は、こうした家族間の歪みや社会的孤立によって生じた「心の隙間」を正確に突き、永遠の命という甘い罠で支配下に置くカルト的支配者のメタファーとして機能しているのです。これらを踏まえ、これから『無限城編』を含め上弦の鬼のエピソードを深く味わうにあたっての判断基準を提示します。

  • このエピソード群が強くおすすめできる人:単なる勧善懲悪のバトルだけでなく、人間の弱さや嫉妬、家族間の葛藤といった深い人間ドラマを味わいたい人。圧倒的な映像美と日本最高峰の声優陣による心理演技のぶつかり合いを堪能したい人。
  • 鑑賞にあたり慎重になるべき人(注意点):DVや児童虐待、毒親による搾取、大切な家族の理不尽な喪失といった過去のトラウマ(フラッシュバック要因)を抱えている人。また、四肢欠損や出血などの直接的なゴア表現が苦手な人は、視聴環境の選択に注意が必要です。

【鬼滅の刃の上弦の鬼】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:上弦の鬼の中で、結局一番強いのは誰ですか?また柱が1人で勝てる相手はいますか?
A1:最強は間違いなく上弦の壱・黒死牟です。痣を発現させた柱3人(悲鳴嶼・実弥・無一郎)と不死川玄弥の4人がかりでようやく互角以上に持ち込めたレベルであり、単独で勝てる鬼殺隊士は戦国時代の継国縁壱ただ一人でした。なお、作中で柱(または隊士)が完全に1対1の単独で討伐に成功したのは、痣を発現した時透無一郎が倒した「上弦の伍・玉壺」と、我妻善逸が倒した「新上弦の陸・獪岳」の2例のみです。

Q2:なぜ『無限城編』では「新上弦の伍」だけが登場しなかったのですか?
A2:刀鍛冶の里編で玉壺(伍)と半天狗(肆)が同時に討伐された後、最終決戦までの期間が極めて短かったことが最大の理由です。鳴女は能力の進化により「肆」に相応しい功績を挙げ、獪岳は鬼になったばかりで「陸」のギリギリの水準だったため、その中間である「伍」に該当する実力を持つ鬼が配下に存在せず、空席のまま決戦に突入しました。

Q3:上弦の鬼たちは死後、全員が地獄へ行ったのですか?
A3:はい、理由や過去がどれほど悲惨であっても、鬼として多くの人間を殺めて喰らった罪は消えないため、上弦の鬼は全員が地獄へ落ちています。ただし、妓夫太郎に最後まで寄り添った梅(堕姫)や、人間時代に狛治を救おうとした恋雪が自らの意志で共に地獄へ付き添う描写があり、罪を償う道のりの中にわずかな救いが残されているのが本作の特徴です。

まとめ:無限城編で描かれる「上弦の鬼」の生き様と見逃せない注目ポイント

百十三年間、夜の帝王として鬼殺隊の前に立ちはだかり続けた「上弦の鬼」たち。彼らの圧倒的な強さの裏には、人間時代に味わった耐え難い孤独や喪失、そして越えられない才能への嫉妬という、あまりにも人間臭い悲哀が隠されていました。炭治郎が鬼の頸を斬った後に見せる慈悲の眼差しは、彼らが本来なら人間として救われるべき存在であったことを私たちに突きつけます。

2026年現在、劇場版『無限城編』の進行とともに、黒死牟、童磨、猗窩座、そして新上弦の鳴女と獪岳が織りなす極限のドラマは、アニメ史に残る名場面として語り継がれようとしています。彼らの血鬼術のルーツや人間時代の背景を頭に入れた上で改めて映像や原作に触れることで、セリフ一つひとつの重みと散り際の美しさが何倍にも深く心に響くはずです。ぜひ本記事のデータを参考に、彼らの壮絶な生き様を最後まで見届けてください。 (出典: 鬼 滅 の 刃 上弦 の 鬼(Yahoo!ニュース))

関連フォトギャラリー

この記事をシェアする:
山田 裕介 (Yusuke Yamada)

山田 裕介 (Yusuke Yamada)

コンテンツディレクター

テクノロジーやライフスタイル領域を中心に執筆活動を行っています。趣味は写真撮影と旅行です。

この著者の記事一覧を見る

あわせて読みたい記事